トゥシューズでの指の怪我について
皆様こんにちは。講師のたまよです。
いよいよ9月から発表会の練習が始まりましたね。
幼児クラスから大人クラスまで、どのクラスも更に活気づいていて、とても良い雰囲気でレッスンすることができていると思います。
引き続き一緒に頑張りましょう!
さて、今回はトゥシューズでの足の指の怪我について、お話させていただきます。
トゥシューズでの足の指の怪我について
トゥシューズで踊る姿は、一見とても優雅で魅力的に見えますが、実は足にとても負担がかかっています。
足の指が圧迫され、その状態で動くことによって指が擦れてしまい、親指や小指の皮がむけてしまうことがよくあります。
段々慣れていくことで足の指が強くなっていきますが、特に履き始めたばかりの生徒さんにはよくあるトラブルです。
また、今後発表会にむけて練習量が増えることにより、足の指への負担がどうしても増えていってしまいます。
実際、既に指の皮がむけてしまい、辛い思いをしている生徒さんもいらっしゃるようです。
今回は、そんな生徒さんに向けて足の指を保護し、怪我を予防する方法、また、皮がむけてしまった際の対処法をご紹介しようと思います。
いつかトゥシューズを履きたいと思っている生徒さんも、ぜひ目を通していただけますと嬉しいです♪
★トゥパッドを変えてみる
トゥシューズと同様に、トゥパッドにも様々な種類があります。
トゥシューズをフィッティングする際にトゥパッドも一緒にいくつかお試しいただければと思います。指の形や長さに合わせて最適なものをお選びください。
下記、いくつかトゥパッドの種類、またそれぞれの特徴についてご紹介させていただきますね。
・ジェルが入っているもの
中にジェルが入っているため、トゥシューズで立ったときの衝撃を吸収してくれます。
比較的分厚いものが多いので、指の表面が当たって痛いという方にはおすすめです。
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・親指と小指が長くなっているもの
こちらのように、親指側と小指側が長くなっているものがあります。
特に小指が痛いという方にはこちらのトゥパッドがお勧めです。
スポンジのような素材で伸縮性があるので、内反小趾(小指の付け根付近)までしっかりとカバーしてくれます。
また、足の形に合わせてトゥパッドを切って使用することもできます。
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・シリコンのもの
ジェルのものと似ていますが、こちらのようにシリコンでできているトゥパッドもあります。
ジェルが間に入っているものより比較的薄いので、好きな大きさにカットして重ねて使用することもできます。
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★指の保護をしてみる
絆創膏やガーゼなどで予め指を保護しておくことで、怪我を予防することができます。
おすすめの方法をいくつかご紹介させていただきますね。
・冷却シートを指に巻く
発熱した際におでこに貼る冷却シートで指の保護をすることができます。
冷却シートを指のサイズに合わせてカットし、絆創膏やテーピングで固定させれば完成です。
私もよく活用していましたが、この方法は本当におすすめです。
やり方がわからない場合はいつでも聞いてくださいね。
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・スポンジ状のテーピングを使用する
薬局に黄色(または茶色)のスポンジのような素材のテーピングが売ってあります。
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「スポーツプレラップテープ」または「アンダーラップテープ」という商品です。
こちらは、テーピングの際に皮膚を保護するための商品です。
使い方としては、保護したい指を2~3周できるほどの長さでカットし(指でちぎれます)
縦に小さくして指に巻き付けます。
こちらの商品は、テープ同士がくっつくので、単体で使用することができます。
★皮がむけてしまった後の対処法
・傷パワーパッドを使う
こちらも薬局で購入することができる絆創膏です。
傷口に貼ることによって治りを早くすることができます。
一つ注意点といたしましては、一度貼ってしまうとしばらく剝がすことができなくなるので、連日レッスンがあるときは注意が必要です。
キズパワーパッドを貼った状態でトゥシューズを履いてしまうと、トゥシューズの中でずれてしまい、意味がなくなってしまいます。貼るタイミングにはお気を付けください。
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・ホルム散を使う
私の担当クラスの生徒さんは聞き覚えがあるかと思います。
こちらは、私の一推しの商品です。
粉状のお薬となっていますので、傷口に散布し上から大きめの絆創膏で粉がこぼれないように蓋をしてあげてください。
本当に、びっくりするほど早く傷口が治ります。
こちらも薬局で売られていますのでぜひチェックしてみてください。
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発表会の練習が始まると、トゥシューズで踊る時間が長くなり、足の皮がむけてしまうといったトラブルが出てきてしまいます。
本番の直前で皮がむけてしまい、激痛の中本番を迎える…といったことがないように、日ごろから怪我の予防法、対処法を身につけていきましょう!
何かわからないことがある場合は、いつでも担当の先生に声をかけてくださいね。
西森玲代